《烟花》打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?

映画を見通したところ、ちょっと恍惚。
それで終わり?!
タイムライン、若しくは「IF」という——
たくさんあったのに、一体どっちが本当なのよ——

だんだん、なんだか、落ち込んでた。
もしも、願い事が叶うなら——
私も典道と同じようになりたいのよ。

もしも、好きな人と出会えるなら…
もしも、一緒に過ごせる時間があるなら…
駆け落ちのよう、
短くても、一瞬だけだとしても…
きっと、
大切な思い出になるよ。
一生忘れないほど。

もしも、もしも…

「花火が丸くても、平べったくても、おかしくても、どうでもいい。典道くんと今日一緒にいられれば。」

なんてよ。
「どっちが本当なの」なんて、どっちでもいいのよ。
これこそ、映画などという虚構の作品の、本格的な意味だろう。

映画を見る私たち、それぞれ自分の考えでストーリーを理解し、
自分が希望するまま後続を描く。
これこそ、芸術性のあるところだろう。

一緒に見てた花火、とても、とても美しかったね。

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